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五月人形作家
加藤鞆美(東京)【東京都指定伝統工芸士】【日本伝統工芸甲冑士一号】
昭和9年東京に生まれる。名匠、初代加藤一胄の二男。
12歳の頃、父より江戸甲冑製作の技法を学ぶ。父の残した数々の資料を再編集すると同時に、再度裏付けを取るため全国の国宝甲冑などを実地に調べあげ、その研究を元に甲冑製作にあたっている。縮尺されても原物を持つ「匂い」や「伝統」を崩すことなく再現することを甲冑製作の真髄としている。
江戸甲冑(えどかっちゅう)について
江戸甲冑は、たんに『東京で製作された甲冑(鎧・兜)』というわけではありません。厳選された素材を使用し、なおかつ実物の甲冑を手本にして昔と変わらぬ技法で製作される、落ち着いた雰囲気の甲冑を指します。それらは当然のことながらごく一部の名匠の手により、時間と手間をかけて作り上げることしか出来ません。それゆえに江戸甲冑は、伝統的な技術や技法を取り入れた「美術工芸品」としての価値を持ち合わせているのです。
素材・技法に関して特に注目されるのが、小札板(こざねいた)とよばれる部分です。一般的な観賞用甲冑(節句品を含む)の小札は、一枚のアルミ板で作られているのに対し、江戸甲冑で使用される小札板は、実物同様に一枚一枚、革や和紙の小札を手で並べていき、それらを張り合わせ、その上に幾重にも厚く漆(うるし)塗りが施された小札板を使用します。大きさによっては、小札板をつくる工程だけで数カ月ということも決して珍しいことではありません。
経済産業大臣指定伝統的工芸品「江戸節句人形」について






