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ひな人形の選び方について

意外かもしれませんが近年、3月3日のひな祭りになぜ女の子はひな人形を飾るのか?を知らない方が少なくありません(詳しくはこちらをクリック)。この現代社会において、核家族化の影響やライフスタイルの変化の影響ともいわれますが、一方ではひな人形を販売している私たち業界の責任が大きいことも事実と受け止めています。ここで私たちはもう一度ひな祭り・ひな人形の意義を見つめなおしたうえで、ひな人形の選び方をご提案させていただきます。ご購入するまでに時間があれば、ちょっとだけ私たちの提案におつき合い下さい。

【1】人形、特に「お姫さま」を注目して選び

ネットショップや実際にお店を見て回り、高級な飾り台や屏風の印象や、飾り付けに必要なサイズのみ注目して購入しようとする方…意外と多いのではないでしょうか?でも実際、ひな人形飾りの中で一番重要なモノって何なのでしょう?

見出しに答えが出てましたね(笑)、実は「お姫さま」です。ひな人形のお姫さまは「生まれたお子さまの分身で、厄よけのお守り」と考えられていて、それをまつり、我が子をお祝するのが「ひな祭り」なのです。そう考えるとやはり付属品中心、サイズ中心ではなく、可愛いお姫さまや綺麗なお姫さま中心のひな飾りを選ぶことが重要かがわかります。またひな飾りは「平安時代の宮廷の結婚式」がモデルで、「厄をよけ無事大きくなり幸せな結婚式があげられますように」という願いを形にしています。つまり対にして飾るお殿さまは「子供の将来の旦那さま」になるわけです。

当店の人形の場合、お姫さまとお殿さまは、同じ工房の職人が、同等の生地や仕立ての技術で製作するので、どちらか一方だけに技術が偏るということはありません。三人官女に関しても同様です。お姫さまが決まれば、おのずとそれに相応しいお殿さま(三人官女)が決まるわけです。それでは可愛いお姫さまや綺麗なお姫さまを選ぶ際、どういう所に注目したらよいのでしょう…?

A.衣裳の仕立て、着付け

実際、人形の仕上がりを大きく左右するのは「衣裳の仕立て」や「着付け」です。ここは作り手の技術と経験の差によって、大きな差が出ます。たとえば下の写真。袖口に使用するパーツ数(つまり作業工程)に違いがあったり…。

着付けた十二単(じゅうにひとえ)の、袖部や裾部の造型や色彩の出し方も、作り手によってここまで違います。(上から撮影)

あまりにも着付けが甘いと、最悪着崩れをおこす場合もあるので気をつけましょう。そのような人形は正面や上から見たとき、はじめから左右のバランスが非常に悪く、衣裳の至る所にシワが多いので注意して見ればわかります。

人形職人の技術と品質の差が、人形価格の差にもなるのですが、値段のわかりづらさを逆手にとり、もともと安いものにかなり高めの参考価格を表記し「ここから半額」などと割引率を強調して販売するお店や、セット価格の内訳のほとんどが人形でなく付属品によるものだったりするお店が存在することも事実。衣裳の仕立てや着付けの違いは、人形の善し悪しだけでなく「それぞれのお店のセンスや、適性価格を見極める基準」として捉えておくのもいいかもしれません。とはいえプロでない限りなかなか判断は難しいもの。もし気になる人形があれば疑問点や他の人形との違いについて、店員さんに聞いてみましょう。取り扱い製品に対する自信や、良識のあるお店ならば納得のいく説明をしてくれるはずです。当店には日本人形協会認定の「節句人形アドバイザー」もおりますのでお気軽にご相談下さい。

B.衣裳の色柄、お顔

衣裳の色柄やお顔(専門用語では頭【カシラ】とよびます)の種類は数年前に比べ、非常に豊富になりました。これらを吟味する場合、お店側のアドバイスよりもまず個人の好みを重視するのがベストだと考えます。いくら高価な衣裳がお手頃でも、自分たちの好みから外れているモノは飽きてしまいますし、有名作家が製作したお宝的な頭でも、好みでなければ魅力は半減するし…。自分の感性を信じて選び、補足程度に店員さんのアドバイスを聞いてみましょう。

【2】お子さまへのメッセージを考えて選ぶ

お子さまが大きくなって「なんでこのおひなさまにしたの?」と聞かれた時、どんな夢のある答えが返せるか…これも選ぶ上で重要だと思いませんか?なぜなら「小さくて品のある人形を選んだのは、大人になっても飾っていて欲しいから」 と答えるのと「飾りや後片付けが楽で邪魔にならないから…。」と答えるのとでは、お子さまにとって贈られたおひなさまに対する思い入れはもちろん、それ以上に家族に対する感謝の気持ちが全然違うものになると思われるからです。ぜひ、お子さまへの思いを重ねたおひなさま選びをしてみましょう。参考までに以下はこれまでご購入していただいたお客さまの声の一例です。

「人形のお顔が、生まれたときの顔にすごく似ていたから…」 「色んな人たちに支えられて育って欲しいから15人揃いに…」 「娘の名前が「さくら」だから衣裳やお道具に桜柄が入ったセットに…」 などなど

【裏技】セットを組み替えて選ぶ

実際、お気に入りの人形たちに出会えたものの、店頭で展示されているセットでは予算オーバー。
人形中心に選ぶなんて不可能では?と思われている方は、ぜひ当店へお越し下さい。
バランス・デザイン・価格などを考慮した当社オリジナルのセットで展示をしていますが、人形・飾り台・屏風・ぼんぼり・花類・お道具セットの一つ一つにそれぞれ価格表示をしています(木目込み人形セットなど一部商品を除く)。お客さまのセンスやご予算に応じて、セットの組み替えが可能ですので遠慮なくご相談下さい。

購入してから数年後、お子さまが人形に興味を持ち始めたときは、ぜひそれらを触らせて親子で一緒に飾りましょう。人形に触らせることで「厄を人形に移す」という大事な意味を持つからです。もしうっかり破損させてしまっても怒らないであげて下さいね。人形が破損したら、昔は「わが子の代わりにお人形さんが厄を受けてくれた!」と考えられていたのですから。もちろん破損させてしまった場合、アフターケアも万全に整えておりますのでお気軽にご相談下さい。

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